ステンレスか鋼か
切れ味は鋼の方が優れています。
一方、錆びやすいのも鋼の方です。
鋼の場合は、手元に乾いた布巾を置き、こまめに水分を取り除きながら食材を切っていただくと錆を抑えられます。
塩分や酸がつくと変色することがあります。肉や魚、フルーツなどをカットする場合、こまめに水で洗い流すことをお勧めします。
なお、錆にも種類があります。落とす必要があるのは赤錆です。黒や茶色の錆は膜になり、徐々に包丁が錆びにくくなるものなので、神経質になる必要はありません。
しばらく使用しない場合は、薄く油を塗って購入時包んであった錆防止の紙に包んで保管してください。
現代人は鉄分の摂取量が昔に比べると少なくなってきているといいます。今一度、鋼の包丁で上手に鉄分を摂取していた先人にならってみるのも良いかもしれません。